ASEEDONCLÖUD │fog collector's bag (navy)
〈ASEEDONCLÖUD〉
今シーズンのコレクション名でもある「サンカヨウ」の花を、クロスステッチの刺繍で表現したナイロン生地の中綿入りバッグです。
”霧を収集する際に雪山で必要なものを持ち運ぶためのバッグ”というデザインコンセプトです。(今シーズンのストーリーは下部をご覧ください)
比較的シンプルで大きめなデザイン。
大切なものを持ち歩く際には、バッグの口の部分をくるくるとロールして斜め掛けで持つことで、物が落ちにくいように工夫もできます。
中綿と表地をクロスステッチで留めるように刺繍した、特殊なキルトを使用しています。
キルトの生地を作る際、通常は一色の糸で一筆で書ける柄のステッチデザインが多いのですが、栃木県にある多色刺繍機を使用し、一つ一つの柄にある何色もの糸をハンドカットで仕上げることで作ることができた贅沢なキルト生地です。
ベースのナイロン地はベテランの染色職人が風合い、染色、乾燥全てにこだわり、小さい釜での染色、天日干しによるムラ感、シワ感、風合いが特徴の生地になります。
冬の寒い時期に山の中で霧のある場所を探す主人公が、スキーウェアのような防寒着を着ているイメージから刺繍をあしらったキルト生地を制作しました。
刺繍のモチーフ:山荷葉(サンカヨウ)は、小さな白い花を咲かせる山の植物。
花は直径2cmほどの純白で、雨に濡れると透明になるという不思議な多年草(英語名スケルトンフラワー)です。
お茶会を開くために、霧のある場所を探す主人公が、山の中で湿度を測る道具としてこの花を使用していたのではないかと思い、山荷葉を今回のテーマ花にして刺繍モチーフにも使用しました。
-sankayo- (山香葉) ストーリー
18世紀前半“ティーガーデン”という社交の場がありました。
“ティーガーデン”はその名前からも想像ができるように、お茶や軽食を取ることのできる娯楽施設でした。
それまでは男性しか入れない娯楽施設が主流だったのに対し、男性も女性も子供も入場できるティーガーデンは広々として風光明媚な田園地帯にありまし た。
ほとんどのガーデンが4月から9月までの陽気な季節に身分や階級にかかわらず誰もが訪れることが出来るため、家族連れにも人気があり週末は馬車渋滞が起こるほどの賑わいだったそうです。
時代も場所も違う地で、本来とは違う秋から春にかけて移動式のティーガーデンがありました。
それは霧の収集家(fog collector)と言われる人物に国が依頼して、癒しを求める人に対しひらかれる場所でした。
霧の収集家と呼ばれた彼女は新しい場所を開拓し、その時期に癒しの効果の高い霧が多く集められる場所にティーガーデンを開きました。
そして彼女からコーリングカードが届いた人のみがその場を訪れることができたとか...。
今回はそんな霧のようなお話。
<サイズ>
本体:H45×W47×D17cm
ストラップの長さ:134cm(結んでいない状態)
※結び目の位置で長さを調整できます
<素材>
表生地:ナイロン 100%
裏生地:ナイロン100%
中綿:ポリエステル100%
<生産国>
日本
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特殊なキルティング製法を使用しているため、クロスステッチの刺繍モチーフ部分の糸が、1cmほど飛び出ている場合があります。
これは不良品ではありませんので、予めご了承ください。
また無理に引っ張ったり切ったりしないでください。
ほつれの原因になります。
※PC画面による若干の色差、採寸による誤差は予めご了承ください。
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※ご注文前に必ずご一読ください
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ASEEDONCLÖUD(アシードオンクラウド)-Tokyo,Japan
- concept -
ASEEDONCLÖUD (アシードンクラウド) というブランド名は、
子供のときに初めて創作した絵本の名前 (くもにのったたね) =A SEED ON CLOUD から由来しています。
19世紀後期~20世紀初頭の写真に見られるような古い作業着の美しさを生かしながら、その美しさの裏にあるアイデンティティーに、ウイットとユーモアを織り交ぜてデザインしています。
素材は天然素材をベースに、時には時代観のあるものを、また時にはアンティークから再現したものを使用しています。
コンセプトとして、毎シーズン様々な職業のライフスタイルからインスピレーションを得て、その生活の匂いをスパイスとしてデザインに込めています。